緊急アピール

 

小泉「構造改革」と対決し、改憲を許さない為に、参議院選挙を闘おう

 

 異常な小泉人気の中で、参議院選挙が公示されました。

争点は「聖域無き構造改革」の是非を問うとされています。

小泉内閣の掲げる「構造改革」は、バブル崩壊以降の不良債権、不況の継続の政治責任を棚上げし、国民に「痛み」を押し付ける改革を強制しようとするものです。

小泉内閣の「骨太の方針」は、創造的破壊を通じて産業活力の再生を図る。としグローバリゼーション、大競争時代は、「ハイリスク、ハイリターンの社会」で、可能な限りの競争メカニズムの導入が不可欠、ハイリスク、ハイリターンを阻む規制や、制度の撤廃を断行する(竹中経済財政政策担当相)

不良債権の整理と強者のみが優位な社会へ、更なる規制緩和、民営化、リストラ、倒産、100万以上と言われる大失業等、大犠牲の強要なのです。

更に、「受益と負担の明確化」「支出の効率化」は、年金、医療、介護、雇用等、社会保障制度を大幅に切り捨て、「地方自立、活性化」として地方を切り捨て、社会構造を破壊し荒廃させる事は明らかです。

今、NTT「新3ケ年事業計画」で打ち出されている大合理化攻撃が、全企業、全自治体で、そして全社会的に拡大され強制されると言うことなのです。

 

国民に多大な「痛みを伴う改革」を掲げる小泉内閣が、何故、90%にも及ぶ指示を受けているのでしょうか。

評論家の佐高 信氏は「タカか、ハトかという判断基準が欠け、クリーンか、ダーティーかだけで判断されている」「クリーンを問い詰めると軍人が最もクリーンだ」又、小泉首相を「オペラを聞く中曽根」「ソフトな石原新太郎」と語っています。

 憲法改正、靖国神社参拝、そして教科書問題をめぐる中国、韓国等との対応を見るまでも無く、タカ派の危険な側面が、クリーンさで隠されています。

橋本派に代表される自民党の体質、ダーティーさは、小泉政権下でも何も変わっていないのです。

時代に合った政治手法が異常な支持率を維持し、民主党はじめ野党が対立軸を示せない事が、それを助けているのです。

私達は、民主党の過半数をも含む改憲派の台頭の中で、自民党が過半数割れの現在の参院構成を逆転させる事は、憲法調査会の動向と合わせ、改憲反対からも絶対に阻止しなければなりません。

 

今回の参院選の、もう一つの対決軸は、日米安保体制と、沖縄の問題です。

ブッシュ政権の成立は、対中関係の転換、ミサイル防衛構想として先の日米首脳会談でも、有事体制下への方向が明らかになり、「京都議定書批准」問題を見るまでも無く、小泉政府の対米追随方向が示されました。

批准を行わず世界から孤立し、教科書問題、靖国参拝ではアジアから孤立する

小泉政権の目指す道は極めて危険なものです。

 沖縄における米海兵隊員による女性暴行事件に対する日米双方の政府対応について沖縄では、女性団体は基より全県民の怒りが爆発寸前であり、あの稲峰知事をして「日米地位協定の改定」を言わしめる状況にあります。

 協定の運用で、事を済まそうとする日米政府に対し「地位協定の改定」「米軍基地の縮小、撤去」「不天満基地の移転先白紙撤回」の沖縄県民の声を全国にひろげて共に闘う事が、本土の私達に、改めて問われています。

 参院選には、基地縮小、撤去と、基地撤去後の沖縄の将来ビジョン「沖縄アクションプログラム」を実現する為の候補の勝利に努力しなくてはなりません。

 

 私達は、今参議院選挙を、「改憲反対」「小泉構造改革」反対。聖域無き改革の名による「痛みの強制」反対との対決軸を明かにし、その先駆けとして出されている(NTT新3ケ年計画)の社会的不正義を全労働者、国民に開示しながら闘わなければなりません。

「小泉構造改革」と対決し、改憲の道を許さず、沖縄の闘いの前進の為に参議院選を闘いましょう。

2002年7月13日 本部執行委員長 大内 忠雄