‘脱WTO’草の根キャンペーン

 

 

7.28 ドコモ鉄塔問題と闘う郡山多田野地区農民との交流会

 

 

 

 


‘脱WTO草の根キャンペーン’が全国各地で展開されています。いま、グローバリゼーションのなかで地球上のあらゆるものが國際大資本の利益の為に「商品化」されると言う時代の中で本当に「人間が生きていく社会」のあり方が問われています。農産物、水、医療、教育、福祉、公共サービス(NTT十一万人リストラ問題の背景には、通信自由化問題があります)など全ての分野で「弱肉強食の論理」がまかり通り貧困の拡大と暴力が地球を覆う状況が現実のものになっています。WTO(世界貿易機関)は、こうした事を制度的に、より完全なものにするための機関であり、そこには世界の民衆の声が全く届かない閉鎖性と非民主的組織になっています。自然環境、地球資源が国際大資本の金儲けの為に簒奪され生きる事を奪われる社会を許してはなりません。

 9月、メキシコのカンクンで開かれる閣僚会議にむけて全世界で「反WTO」の様々な取組み、運動が展開されています。地球は売り物ではない!を合言葉に反WTO、反グローバルの運動を前進させよう!

 今回は、草の根キャンペーンの一環として福島県郡山多田野地区農民との交流報告です。

ATTAC・福島・宮城から40名以上の大交流会

 

 


中村さん(ドコモ鉄塔建設に反対する会の代表)のお宅に集合し、昼食。おにぎり、漬物等、新鮮な野菜を沢山戴く。今年最後の「xxxx」まで振舞われ、参加者はご機嫌。

昼食後、鉄塔と現地と有機農法で耕作している田んぼを見学。ドコモの敷地を取り囲むように、農民の抗議の声のタテ看板が林立している。

田んぼは、有機肥料のみ使用のため、微生物やメダカもいる。(寒くて当日は、メダカは姿無し)冬は、白鳥の飛来地にこの田んぼはなるという。

 

中村さん宅に戻って、下記の2部構成で交流討論を行った。

1部       ドコモ問題とNTTの職場で何が起きているのか。市民は何ができるのか!

2部       農業問題とWTOについて。

 

電通労組から、NTTの現状、多田野の会の副代表から、「我々は、建設に絶対反対ではない。人体に影響を及ぼさないところへ移転してほしいと言っているだけ」と闘いの経過が提起され、交流討論がおこなわれた。通信サービスを巡る問題では、携帯電話の問題がだされ

電磁波問題、携帯を使った犯罪問題、リストラ問題、既設の設備利用(有線の有効な利用)等が討論された。

 

2部は、中村さんから、多田野地区での取り組み(有機農法)、流通の問題(直販)、WTO問題で、農産品の自由化=大型農業に対して、農地(自然)を守る「家族農業」の再生が提起され、日消連の水原さんから、消費者の安全を無視した政府の農政、農産物の扱いが報告された。

WTO実委の大野さんは、二つの課題「NTT問題と農業問題」は、有線という既設の設備を再利用し有効に使うこと、自然を守る「家族農業」の回復とあい通じるものがある。そのようなところから脱WTOの取り組みを広めていこうと締めくくった。

一つ一つの問題が、突き詰めていくとグローバリゼーションの問題に突き当たっていき、それぞれの運動と闘いが共通した課題としてWTOをどうするのかに結びつく。

 

最後に

多田野地区は農業を営む人たちの小さな集落。田園風景、しかも居住地に隣接し巨大なドコモ鉄塔がそびえている異様さには本当に頭にくる。多田野の人々は「代替地」を提供するから居住地の側に建てないでと要求したが、ドコモはそんな願いを踏みにじった。地元のお婆さんが「鉄塔が建ってから、子供が体調を壊して学校を休む子が多くなった」と語った。「電磁波は基準」以内だから問題は無いとする政治・企業、実は「基準を創らねばあぶない。だから基準を作った」のであり根本的なところで間違っている。NTTリストラ反対闘争のなかでめぐり合った多田野地区住民との交流を大事にし交流をふかめていきたい。