電通労組第30回定期大会決議

 

結成時の熱い思いを持ち続け今日まで闘い抜いて来た組合員、電通労組の闘いに共鳴し新たに結集した組合員、そして電通労組の闘いに心からの支援・連帯の声を送り続けてくれる職場の仲間や全国の労働組合、市民運動等を担う数多くの闘う仲間の支えを受けながら私たちは、第30回電通労組定期大会を成功裡に開催し、新たな出発点に立ち更なる嵐の中に突き進むことを確認した。

新自由主義グローバリゼーションは、競争と差別、戦争を生み出し、貧困と格差が世界中に拡大し続けている。その一方で、グローバル企業は、膨大な利潤を上げている。

自民党の参議院選挙のスローガンは「成長を実感に!」「改革を貫き美しい日本を!」であるが、“企業の経済”成長を実感し、社会の隅々までの教育、憲法等「改革」を貫き、国家に忠誠な社会=「美しい国」を作り出そうということの断言であり、まさに二極化社会を固定し、更なる企業利益の最大化をはかることを明確に言い切っているといえる。

世界に伸びきったグローバル企業(多国籍企業)の権益を米軍から守ってもらう態勢から「日本軍」自らの軍事力で防衛するというのが、米軍再編成と集団的自衛権行使の狙いであり、その既成事実の積み重ねの上に9条改憲が位置づけられている。経団連の07年年頭の「希望の国、日本」=御手洗ビジョンもまたそのことを言い切っている。

この様に、9条改憲を推し進める危険な安倍自公政権は打倒するしかない。参議院選挙で一人でも多くの反改憲候補を国会に送り出し安倍自公政権に不信任を突きつけるために全力で闘いぬく。

NTT反リストラ裁判は、今月25日に判決が出される。NTTリストラは、「会社分割による労働契約継承法の適用」と「賃金切下げという就業規則の不利益変更の合理的必要性」の制約を免れるために「退職・再雇用の本人同意」をもって実施された違法・脱法なものである。私たちは、この違法・脱法のNTTリストラ中止と「不当配転取り消し」を求め4年間全力で闘ってきた。

NTTは、2010年の再再編と更なるコスト削減を通して中期経営戦略を推し進めるとともに、グローバルネットワークの構築と称して国際事業への進出を目指すとしている。

料金部門に続く子会社、地域会社の更なる統廃合・外注化が推し進められる。NTT反リストラ闘争の重要性はますます大きくなる。NTT反リストラ裁判、企業年金減額未承認取消訴訟、高齢者雇用安定法の基づく継続雇用要求の闘いを軸にNTT闘争を全国の仲間たちとともに全力で闘いぬく。

コスト削減が高々に叫ばれ、社会保険庁にみられる公務員攻撃、正規労働者の労働条件の弾力化と流動化と非正規労働者への置換え、非正規労働者の賃金の低水準化が更に推し進められ、ワーキング・プアを大量に生み出すだろう。

外国人労働者の闘い、若者労働運動と組合結成、反貧困運動等、競争と差別、戦争の新自由主義「改革」に対する反撃は開始している。

私たちは、競争と差別、戦争を生み出す新自由主義グローバリゼーションを拒絶する。

私たちは、連帯と平等、平和と共生のもう一つの世界をつくる出すために闘う。

連帯と平等、平和と共生のもう一つの世界は、排除され、切り捨てられる労働者との共同の作業として作り出される。それは労働組合と社会的労働運動の新たな構築なしでは達成できない。

私たちは、全国の仲間たちとともに全力でこの闘いに打って出る。

右、決議する。

 

2007年7月14日

電気通信産業労働組合第30回定期大会