07、2/14 第13回口頭弁論(結審)報告
古館、成田両原告の最終意見陳述に、法廷で感動の声

 日本列島に春一番が吹き荒れた2月14日、午前10時よりNTT反リストラ裁判の第13回目の口頭弁論(弁論総計21回)が東京地裁710号法廷で開かれました。
 裁判は昨年9月13日の会社側大田原証人と原告横澤の本人尋問により証人尋問を終え、昨年12月15日までに会社側の追加陳述書、本年1月31日を期限とした最終準備書面の提出をうけて、今回の口頭弁論は結審の予定となっていました。
 この日は双方の準備書面及び陳述書、証拠の確認を行ったあとで、原告からの意見陳述が行われました。


「家族とともに暮らす権利」を当たり前の規範に! =原告古館=

 最初に陳述に立った原告古舘からは「1965年電電公社入社以来36年間働いてきた電報労働者としての誇り」と「緊急通信」としての電報業務の使命についてわかりやすく話されました。2003年4月からの東京支店光IP販売プロジェクトへの配転は例えていえば「魚屋に本屋をやれというようなもの」だと会社の異職種配転を批判。また、光IP販売プロジェクトへの配転以降原告古舘に行われた「D評価」を含めた会社の仕打ちに対し、強い憤りが述べられました。
最後にNTTに限らず単身赴任を是とするような企業のあり方に対して「家族とともに暮らす権利」が当たりまえの規範となることを訴えて陳述を終えました。

「遠隔地配転を強いる非人間的制度の中止を!」 =原告成田=

続いて原告成田が法廷に立ち意見陳述を行いました。原告成田からは1967年電電公社に入社し、仙台電信施設所の配属となり「NTT構造改革」の雇用選択までFAXやデータ端末等の保守業務を行ってきたことが語られました。修理を終えて「ご苦労様でした」と感謝の言葉を頂いた時などうれしく、働く者の誇りを持って担ってきたことが話されました。
ところが退職・再雇用を強要する「NTT構造改革」の雇用選択は家のローン、親の介護、老後の生活等をふまえた選択をつきつけてきたことが明らかにされました。
原告成田が選択した「何も選択しない」との意思表示に対し、会社は職場からの隔離と目的のない研修を強要してきたこと、2003年4月には新しく東京金町に作った「技術部情報システム体系化PT」に広域配転の「報復」が行われたことが語られました。
家族と引き離され、単身寮での生活を強いられ、義父母への介護もできず家族へ負担を押し付けざるをえない生活の実態が話されました。最後に「雇用選択」により退職しなかった労働者に対し遠隔地配転を強いるような非人間的な制度を止めさせるように訴えました。

判決は7月25日午後1時25分からに!!

その後裁判長より判決日の指定が行われました。7月25日午後1時25分からと示されました。

東京地裁に団体署名420団体、個人10,878筆の署名と
公正判決の要請書を提出


口頭弁論終了後傍聴に来ていただいた方も一緒に、NTT反リストラ裁判担当の東京地裁民事11部佐村裁判長あての要請書を東京地裁13階の事務室で要請行動を行いました。横澤原告団団長から公正判決を求める要請書が読み上げられました。昨年10月からの短期間ではありましたが、全国からたくさんの賛同署名が寄せられました。この日までに団体署名は全国労働組合連絡協議会他420団体、個人10,878筆というたくさんの署名が届けられ、民事11部の担当事務官に要請書を手渡しました。

「新美先生の意志を引きつぎ、我々の主張は立証できた」=弁護団=

その後東京地裁の1階に移り簡単な総括が行われました。弁護団の先生方からは「主任弁護人の新美先生の逝去という中で、訴状で訴えてきたことを立証できた」「会社は事実関係しか示せず、何故今回の構造改革・強制配転が必要だったかは説明されていない」「こちらの最終準備書面は会社の準備書面よりは量では少ないが内容・質的にも圧倒している」「今回の最終意見陳述を感動して聞いた」などこれまでの裁判の評価と原告団、電通労組、支援の仲間への励ましを受けました。
続いて前日の2月13日に最高裁での上告棄却により原職復帰の勝利判決が確定した郵政4・28反処分裁判原告池田さんから挨拶をいただきました。「28年目に元の職場に戻ることができました。この裁判も是非勝って地元に戻れるように今後とも応援します」との連帯のあいさつを受けました。この日はほかに東日本NTT関連合同労働組合、全国一般全国協、神奈川県共闘、全統一光輪モータース分会、失職裁判を闘う稲田さん、職業病解雇と闘う木下さん、郵政労働者ユニオン、電通労組から宮城、福島の組合員も参加し、傍聴席を埋め尽くしていただきました。

社員通用口までも封鎖し、怯えるNTT東日本 〜早朝からの情宣活動で

なおこの日早朝からNTT東日本本社に対し、私たちの訴えを受け入れ不当配転を撤回しリストラを止めるように情宣行動を行ってきました。NTT東日本は社員の通用口までラバーコーンで塞ぎ、敷地内をくまなく封鎖するという異常な対応を行ってきました。私たちの主張に一切耳を貸そうとせず、逆に自らの失策の反省もなく、ますます居直り続ける態度にほかなりません。
私たちは東京地裁での勝利を梃子にNTT11万人リストラ反対の闘いを一層盛り上げていく決意を固めています。7月25日の判決日にはあらためてご支援をよろしくお願いします。


NTT反リストラ裁判判決日確定!!

日時: 2007年7月25日(水)13:25〜
場所: 東京地裁710号法廷